白木信一郎の「投資運用苦楽」

第272回 < 投資応援セミナーに参加して感じたチームワークについて >

3月下旬の祝日に、九州の金融機関で開催された、お客様向けの「投資応援セミナー」に開催者側として参加しました。長期積立投資の有効性、ファンドマネージャー、アナリストによる徹底した企業リサーチからなる成長企業への長期投資、ビッグデータ、AIを活用した新しい投資手法についてなどのトピックについて、主催者金融機関と、当社が資本提携しているヤフー株式会社、ひふみ投信の運用で有名なレオス・キャピタルワークス、AI研究を運用に応用しているマグネマックス社と当社がコラボレーションする形でのセミナーでした。

祝日の、しかも雨の中にもかかわらず、500人以上のお客様に会場ホールまでお越しいただき、盛況なセミナーとなりました。今回のセミナーに参加して、また、企画の一端を担わせていただいて感じたことは、関係者の皆様がセミナーを成功させようとする目的にむかって、それぞれが役割を果たす、一致団結したチームワークの素晴らしさです。

日ごろ、会社組織や様々な団体の運営に関わる中で、偶に(残念ながら毎回ではないのですが)、素晴らしいチームワークで仕事やプロジェクトを完遂することができたな、と感じることがあります。今回のセミナー運営に見られるような、チームワークが見事に働くプロジェクトの共通点について、自分なりに気づいたことをあげてみようと思います。
たとえば、(1)プロジェクトの目標に利他的な要素が強く、かつ、誰の目から見てもハッキリした目標であること、(2)ほかのメンバーや参加者に対して思いやりがあり、自主性を持った事務局的な役割を果たす人がいること、(3)メンバーが楽しんで自由闊達に意見を出し合える雰囲気があること、(4)個性の強いメンバーがお互いを尊重しながら働けること、(5)あまり口出しはしないが、非常に協力的なスポンサーがいること、などがすぐに思いつく共通点です。

このように考えると、今回のセミナーの運営には、上に掲げるすべての要素が揃っていたと感じます。また、これまで経験した成功事例を思い起こしてみれば、ほとんどのケースに当てはまります。一方、苦戦している業務やプロジェクトについて言えば、何かが欠けているような気がします。

今回のセミナー開催に際して、「参加されるお客様に、投資をすることの楽しさ、長期投資の有効性を少しでも感じて帰ってほしい」というセミナーの趣旨に共感して、その伝え方について時間をかけて議論をしたメンバー。当日参加しないにもかかわらず、大変な時間を割いて台本や演出の準備を行ってくれたメンバー。前日から現地入りして、当日早朝から機材、音響、お客様の誘導などを担当してくれたメンバー。当日、主役として舞台上で様々な要望に応じて動いてくれたメンバー。そして、何より、最初から最後まで企画に携わりつつ、一貫して周りに目配りをしながらメンバー同士の意思疎通がきちんと図れるようにハブとしての役割を果たしてくれたメンバー。メンバー全員が、それぞれの役割を全力で果たしてくれたことが、一致団結したチームワークに結びついたのではないかと思います。

アンケート結果など、ご参加していただいたお客様のご意見にはまだ目を通せていませんが、今回のような企画を通じて、少しでも私たちの思いが、お客様に伝わっていれば、と願っています。