白木信一郎の「投資運用苦楽」

第314回 < 久しぶりの欧米出張に際して >

この原稿を書いているのは、昨年から先延ばしにしていた欧米出張中の最初の目的地ニューヨークに向かっている最中です。このところ国内での業務に追われ、まとまった時間がとれなかったこともあり、海外で溜まっていた案件も多く、出張中のミーティングは盛りだくさんです。また、久しぶりの欧米出張ということで、出発前後にいろいろと慌てることがありました。まずは、昨年パスポートを更新していたことをすっかり忘れており、米国入国に際して必要なESTA(アメリカ電子渡航認証システム)への登録を直前までしていませんでした。

出張準備をしているうちにふと思い出してESTAのホームページを見てみると、72時間前までの登録が推奨されています。さらに、現在は米国議会での予算案が期限切れになっていることから、政府機関が閉鎖されており、手続きの遅れが懸念されているという記事まで目に入りました。慌ててオンラインで手続きをしたところ、日本時間の夕方に行った手続きでしたが、1時間ほどで承認がおりたので、ほっと胸を撫でおろしました。ESTAの開始から更新切れにならないように気を付けてはいたのですが、パスポートの更新時にすぐに対応していなかった点、反省です。

今回、全体で10日間程度の出張の旅支度を、前日の夜にしている際、今回訪問予定のシカゴの天気を見てみると、マイナス10度で雪も降る予報となっています。防寒や雪対策についてはあまり考えていなかったので、あきらめて、空港に少し早く向かいユニクロ等で衣服を一部買い足すことにしました。朝から荷物を抱えて空港内をあっちこっち移動する羽目になりました。

ようやく搭乗して一息つきましたが、ニューヨークへの到着は現地時間の朝になる予定で、昼前からミーティングが幾つか入っていることもあり、機内では当社が運用するセカンダリーファンドの2号ファンド設立に関するプレゼンテーションを見直しです。面談相手に少しでもわかりやすく日本や当社の状況を伝えたいと思っています。最近は飛行機内のWiFi環境も改善しており、仕事をするにはだいぶ楽になっています。仮眠をしながらメールを見てみると、次から次へと懸案事項が!機内でメールが見られるようになるのも善し悪しです。

そういえば、税関申告書の記入を忘れていました。だいたい入国直前に慌てて記入することになるので、早めに書こうと思い、用紙をお願いしたところ、今年に入って、ニューヨークとワシントンでは税関申告書の提出が不要になったと聞きました。まったく知らなかったので面喰いましたが、これは楽になる話なので一安心。

これから、ニューヨーク、シカゴ、ロンドンと回って各地の投資家の皆様と運用会社の方々と面談をしてきます。日本国内にいると偏った情報だけになってしまう、グローバル経済の状況、地政学的な問題など、現地でつぶさに見聞し、今後の投資にも活かしていきたいと考えています。旅支度は若干バタバタしましたが、現地での面談予定はしっかりと組まれています。次回のコラムでフィードバックさせていただきたいと思います。