白木信一郎の「投資運用苦楽」

第317回 < テニスを楽しむ >

この1年ほど定期的にテニスをするようになりました。中学生のときに少し真面目に取り組んでいた後は、たまにラケットを握る程度でしたが、最近ご一緒していただく方に恵まれ、この1年近くは週に一度ラケットを振り回しています。足は動かないですし、頑張りすぎると肩や肘が痛くなったりと、無理はできない体になっていますが、日常を忘れて体を動かしてテニスボールを打ち合うのは楽しい息抜きになります。特に、このところ仕事に携わる時間がかなり長くなっているので、近くのコートであれば1-2時間で終えることの出来るレクリエーションとしてとても重宝しています。

手軽なジョギングやマラソン、室内で出来る卓球等に比べて自身がテニスをプレイして楽しむ人の数は少ないようですが、それでも国内で500万人がテニスしているとの統計データがあります。人口減少もあり、徐々にテニス人口も減少傾向にあるようですが、錦織圭選手や大坂なおみ選手の活躍によって、テレビ観戦を通じてテニスを楽しむ人も増えているように思います。

先週末、偶然にプロテニス協会(ATP)の主催するプロの大会の決勝戦を目にする機会がありました。全米やウィンブルドン等のグランドスラム大会を頂点としたプロテニスの大会ですが、これらの大きな大会に参加するために、プロ選手はそれ以外の大会で勝利を重ねてツアーポイントを得る必要があります。その中で優勝賞金にして100万円前後の大会(チャレンジャー大会)が日本でも開催されています。運営に携わる方々のご尽力で2007年から続いている慶應チャレンジャー国際テニス大会は、その数少ない大会のひとつです。

決勝戦は、現在世界ランク144位で195センチ超の長身オスカー・オッテ選手と170位のクォン・スンウ選手で争われました。雨天のため、室内で行われた決勝戦となりましたが、結果はスンウ選手のストレート勝ちとなりました。オッテ選手の長身から繰り出される時速200キロを超えるサーブを攻めあぐねているように見えたスンウ選手でしたが、確実なストロークでポイントを重ねた結果の勝利でした。対してオッテ選手はストロークでのミスが目立ち、サーブの有利を活かしきれなかった印象でした。

自分でも週一回程度のテニスを楽しんでいると、プロ選手の試合の見方も多少は変わってきて面白いなと感じました。もちろん、次元の違うテニスなので、なかなか参考になる部分も少ないのですが、速いサーブに対する対処法や、ミスした後の間の取り方などは勉強になりました。あまりにも速いテンポの展開のため、今回の短時間の観戦では、各選手がどのような戦略をもって試合を進めているかまでは理解できませんでしたが、選手が何を考えながらプレイしているのかを想像するのも楽しいひと時です。

先月末にプロ大会の最高峰のひとつ全豪オープンの試合を幾つかテレビで観戦して感動しました。特にトッププロの技術は人を魅了するものがあります。しかし、このように間近でボールの音を聞きながらプロのテニスを観戦することもかなりの楽しさでした。2020年の東京オリンピック・パラリンピックでも人気の種目になりそうなテニスですが、予選も含めてぜひ抽選で観戦権を勝ちとりたいと思っています。