第163回  < マネックス<オルタナティブ>メール廃刊と新装のお知らせ >

前回のコラムでお知らせいたしましたように、8月1日付けで当社株主が変わります。これを契機に、当社発足以降、約7年間にわたって配信してまいりました「マネックス・オルタナティブ・メール」を廃刊することになりました。この場をお借りして、本メールマガジンにお付き合い頂いた皆様方に、厚く御礼申し上げます。もっとも、私の担当している「投資運用苦楽」と、当社石橋の執筆している「世界が見えるコモディティ投資」は、マネックス証券の「マネックスメール」に軒先をお借りして、同メールマガジンをご覧の皆様に配信させていただく予定です。引続きよろしくお願い申し上げます。

元来それほど筆まめな性質でもなく、年賀状すら不精してしまう私が、今回で163回を数えるまで本コラムを書き続けて来られたのも、ひとえに偶に伺う事のできる読者の皆様からのご意見やご支援の賜物と感謝しております。できるだけ、オルタナティブ投資関連、当社ビジネスに関連した内容を自分の言葉でお伝えしてきたつもりですが、読み返してみると、冗長であったり、分かり難い内容があったりと、我ながら拙い内容に反省することばかりです。これから掲載する場所を変え、ご覧になっていただく読者の数も増えるとの事ですので、出来るだけ分かりやすい内容を心がけて本コラムを続けて行きたいと思います。

今回、過去のオルタナティブメールを振り返り、2005年当時コラムに掲載した、主なヘッジファンド関連トピックを読み返してみました。内容は主に、ジム・ロジャース氏によるコモディティ市場の活況化宣言、大手プライベート・エクイティ・ファンド運用会社によるヘッジファンド設定のニュース、米国ヘッジファンド運用会社による不正、独立系先物ブローカー「レフコ社」の破綻、ヘッジファンド投資に関する規制の是非を問う内容等でした。7年前のトピックですが、今日現在話されているネタと大きな違いは見られません。しかし、当時はそれらの内容が新聞紙面や巷間を賑わすことはなかったのに比べると、投資家や一般の方々に対するヘッジファンドやオルタナティブ投資全般の認知度や影響度合いは随分広がったのではないかと思います。

この間、国内外での運用関連の不正問題とそれに伴う規制強化の課題、2008年や2011年などの市場低迷とヘッジファンド運用全般の不調など、当業界に関連した悪材料も幾つも出てきました。しかし、先進各国における超低金利、株式市場の低迷、年金制度の疲弊などを考慮すれば、若年層での安定的資産形成や世代間の安定的資産運用のニーズは増すばかりだと思います。その際、年金基金に頼った資産形成や、伝統的な株式買持ち、債券保有や個人的な為替トレーディング等の投資運用手法には限界が生じていることは明らかです。私どもは、会社設立以来、これまでにない資産運用手法の品揃えや、安定資産運用の手段を、個人の皆様を含めた幅広い投資家の皆様に安心して扱えるようにご提供することを業務としております。これからも、グローバルかつ新しい投資機会のご提供を心がけてまいります。

一方、私どもの当社設立以来の考えであり、また、業務を通じて益々強く感じているのは、ヘッジファンド、プライベート・エクイティ・ファンド、商品、先物等の代替投資手段をご提供するのと同時に、投資家の皆様の投資対象への理解、経験値を高めていただくことが何より重要ということです。本コラムを読んでいただく皆様のオルタナティブ投資に関する理解が今後も進むよう、これからも勉強に勤しみ、微力ながらお役に立てるような内容をご提供できるよう、精進して行きたいと思います。あらためまして、これまでマネックス・オルタナティブ・メールをご愛読いただき、ありがとうございました。今後もマネックスメールを通じて皆様にお目にかかることを楽しみにしております。