白木信一郎の「投資運用苦楽」

第358回 < あすかアセットマネジメント株式会社とあけぼの投資顧問の合併について >

先日、当社は、あすかアセットマネジメントとの合併を発表いたしました。夏ごろのコラムでも書きましたように、あすかアセットマネジメントは、20年近い歴史を持つ、国内ヘッジファンド運用会社の老舗であり、市場中立型の株式ロングショート戦略をはじめとして、過去には金利、為替等を扱う戦略や、今でも、台風、洪水等の自然災害の保険に関連した債券である、CAT債や、売掛債権を取引する戦略等を扱うなど、オルタナティブ投資戦略を取り扱う運用会社の国内のパイオニアです。第349回  ヘッジファンド運用のいま | あけぼの投資顧問株式会社 (akebono-am.com)

2004年末に、私が当時勤めていた銀行を退職した際、マネックス・グループとのオルタナティブ運用を行う合弁会社設立のために最初に籍を置かせていただいたのが、あすかアセットマネジメントでした。以来、15年以上の付き合いとなりましたが、この度、様々なご縁を頂いた結果、当社との合併の運びとなりました。2021年2月1日をもって、「あいざわアセットマネジメント」として、あすかの培ってきた、ヘッジファンド運用のノウハウと、当社の、プライベートエクイティ関連ビジネスのノウハウを併せ持った会社として、新しいスタートを切ることになります。

新しい会社といっても、この業界で長い経験を持つメンバーが、引き続き、会社の運営に深く携わっていきます。例えば、運用者の平均経験年数は20年に及びますし、主要メンバーは、あすかアセットとあけぼの投資顧問などの独立系運用会社で長年一緒に仕事をしてきた間柄になります。さらに、今回、100年以上の歴史を持つ藍澤証券の人事面、資金面などのバックアップを得て、安定した経営基盤の下、これまでの独立系運用会社の良さを残した体制での船出となります。

新会社設立にあたり、私たちは、「日本で最も投資家に求められるオルタナティブ資産運用会社」を目指していきたいと考えています。資産運用業界において、ニッチな分野として扱われていた、「オルタナティブ資産」への投資機会を、ただ単に投資家の皆様にご提供するだけでなく、投資から学び、成長する楽しさを感じ、学びを通じて十分に投資対象を理解し、長期保有を通じたリターンで資産形成を成し遂げていただくことを目的とした会社を、メンバー全員で形作っていければと思います。

来年の2月に、皆様に新会社をご紹介できるよう、両社のメンバーは統合に向けての準備を行っている最中です。本コラムの読者の皆様にも、あらためて新会社をご紹介できるのを楽しみにしております。引き続き、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。