第363回 < コロナ禍とMMT(現代貨幣理論)について【2】>
前回のコラムでは、MMT(現代貨幣理論)に基づけば、コロナ禍における財政、金融政策は合理的な政策であることを述べました。米国や日本においては、積極的な財政出動をする傍ら、FRBや日銀が国債を無制限に購入する姿勢を見せ、イールドカーブを低位に抑制してきました。同時に、政府は中央銀行 […]
前回のコラムでは、MMT(現代貨幣理論)に基づけば、コロナ禍における財政、金融政策は合理的な政策であることを述べました。米国や日本においては、積極的な財政出動をする傍ら、FRBや日銀が国債を無制限に購入する姿勢を見せ、イールドカーブを低位に抑制してきました。同時に、政府は中央銀行 […]
2021年最初のコラムとなります。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。昨年は、コロナ禍による緊急事態宣言の発出や、それに対応した政府や中央銀行の異例な資金供給という、我々がこれまで経験したことのない状況となりました。年が明けて、コロナの感染状況は厳しさを増している中ですが、 […]
天皇誕生日の振替休日とその翌日に米国の株式市場が急落し、ダウ平均株価指数が合計1911.05ドル下げました。これは過去最大の下げ幅を記録した2018年2月2日と5日の2日間での1840.9ドルの下落を抜き、過去最大の下落幅となりました。もっとも、下落率としては2日で6.59%であ […]
本年もたいへんお世話になり、ありがとうございました。今年も市場では様々なイベントが起きましたが、12月25日の日経平均1,000円超の暴落を含め、年末の市場参加者の少ない中、2月を上回る勢いで株式市場が急落しています。このコラムを執筆しているのは26日の午後なので、最終取引日の大 […]
2017年、初回のコラムになります。本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。今年が皆様にとって素晴らしい1年になりますよう、心より祈念申し上げます。 昨年は申(サル)年ということもあり、市場の騒動を想定していました。英国のEU離脱や米国選挙の予想外の結果など、政治的には様々な波 […]
2006年から始めた年初の投資環境予想ですが、振り返ってみると最近は、大きな市場変化を想定しなくなっていることに気が付きます。市場のボラティリティが低い時期が続いたことから考えれば妥当ですが、今年は申年ということもあり、市場が少し騒がしい動きをするのではないかと考えています。昨年 […]
8月25日の米国株式市場は、前週の下落からの反発が期待されましたが、引けてみると続落し、S&P500指数は1週間で11%以上下落しました。直近ピークの5月21日終値と比較すれば、12.35%の下落です。日本株は、8月11日の終値と比較して、8月25日までに14%以上下落し […]
2015年7月が始まったところで、世界の金融市場を見回してみると、昨年の今頃に比べて少しずつ緊張感が高まっていると感じています。昨年の夏ごろは、エネルギーの安定供給が本格化し、雇用も回復してきた米国の景気回復を背景に、欧州不安は継続していたものの、リスクの顕在化はあまり見られませ […]
今週は久しぶりの米国出張に来ています。いくつかの目的はありますが、現在の米国における市場動向について調査をすることも重要な課題です。特に、10月は米国をはじめとして、各国の金融市場が大きく変動しています。こちらに来て、 ミーティングの合間に金融関連の専門誌であるWall Stre […]
本年もなにとぞよろしくお願いいたします。2013年が皆様にとって素晴らしい1年となりますよう、心から祈願しております。昨年末から今年年初にかけては、日本の株式市場が円安や自民党政権による景気刺激策への期待を背景に大幅に上昇したこともあり、金融市場は例年に比べるとだいぶ明るい雰囲気 […]
本年も大変お世話になりました。本コラムを始めた2005年から数えて7年が経ちます。毎年年始に1年の市場環境を予想し、実際の市場と予想の違いについて年末に振り返ってきました。2012年も残すところ数日となりましたので、通例に従って年始の市場環境予想の採点を行ないたいと思います。 ( […]
本年もなにとぞよろしくお願い申し上げます。本コラムを書き始めた2005年から5年以上が経ち、ヘッジファンドを取巻く市場環境は大きく変化してきました。しかし、2008年のリーマン・ショックを経てもヘッジファンドに対する資産運用ニーズは止まらず、むしろ増加しているようです。HFR社の […]